「クーポン」と聞いて、皆さんが何を連想しますか?
商品を割引にするために折り込みチラシとして、無料で配布するものと思っていませんか?
しかし最近ではクーポンサイトといって、クーポンを有料にて購入するサービスも出てきています。
このクーポンサイトをうまく活用すれば、自社の集客につなげられる可能性もあります。
今回は、クーポンサイトを導入するメリットやクーポン導入に成功した事例などについて見ていきましょう。
クーポンを導入するメリット

まずはクーポンを集客のために導入するメリットについて見ていきましょう。
クーポンを導入することで以下のようなメリットが期待できます。
- 消費者のアクションを促せる
- 客単価のアップ
- リピーター率の向上
- 顧客データの収集
それぞれ、具体的にどのようなところがメリットなのか、項目別にみていきます。
消費者のアクションを促せる
消費者のアクションを促せるのは、クーポン配布最大のメリットといっても過言ではありません。
クーポンは通常、割引価格で購入できるものが多いです。
良い商品でも値段がそれなりだと、購入を躊躇する消費者は少なくありません。
クーポンで通常価格の何割引きで購入できるとなれば、「ちょっと購入してみようか」と思う消費者も出てくるでしょう。
またクーポンでお目当ての商品だけでなく、ついでに別の商品を買い求めるかもしれません。
結果的に多少割引しても、それを補って余りある集客や売上効果も見込めるわけです。
客単価のアップ
クーポンを配布したことで、「他の商品で良いものがあればついでに購入しよう」と思うお客さんも出てくるでしょう。
そうなると客単価がアップするので、売り上げ全体のアップにも貢献できるわけです。
中には合計の購入金額が割引以上の額になる人も出てくるかもしれません。
しかしそれでも不満に感じるお客さんは少ないでしょう。
「クーポンで安くなってお得になったから」という心理が働くからです。
リピーター率の向上
クーポンを配布することで、利用したお客さんがリピーターになる可能性があるのもメリットの一つです。
クーポンを利用して「興味があるから一度行ってみようか」と思った消費者がいたとします。
お店の中でクーポン対象商品のほかにも、お得な商品を見つけたらどうでしょうか?
「良い商品がそろっているからまた来ようか」となるわけです。
また来店したお客さんにクーポンを再度配布する方法もあります。
そうなれば「またお得になるから来てみようか?」と思うお客さんもいるでしょう。
このように来店への動機づけのきっかけになりうるのが、クーポンという存在です。
顧客データの収集
クーポンを配布する際に会員登録を条件としたり、SNSの公式アカウントのフォローになることを条件としているお店も見られます。
こうすることで、顧客データの取得が容易になるからです。
顧客データを集積すれば、どの商品がより多く購入されているのかわかります。
顧客データをうまく活用すれば、どのタイミングでクーポン配布すればより売上につながるかも分析できるでしょう。
クーポン配布のおすすめタイミングとは?

クーポン配布することで、集客効果につなげられることはすでに紹介しました。
しかしどのタイミングで配布するかで、その効果も大きく変わります。
クーポン配布のおすすめのタイミングとして、以下のポイントが考えられます。
- 新規オープンするとき
- 顧客との関係強化を促す
- 需要の高まる時期
- 在庫の処分を進めたい
それぞれ、なぜクーポン配布に適しているのか詳しく見ていきましょう。
クーポンによる集客アップを検討している際の参考にしてください。
新規オープンするとき
新規開店する際にクーポンを配布している店員を見かけたことはありませんか?
新規開店する際にクーポンを配布することで、来店を促すためです。
またお店を周知するためにも有効な戦略といえます。
新規顧客を獲得したいときには、クーポンで来店を促すのは一つの戦略です。
競争の激しい市場に参入したり、激戦地と呼ばれるところで新規出店する際には検討する価値があります。
顧客との関係強化を促す
リピーターを作りたい、お客さんとの関係を強化したいと思っているタイミングでクーポン配布するのもおすすめです。
たとえば「お友達クーポン」といった感じで、知り合いを紹介したお客さんにクーポンを配布します。
そうすれば知り合いをお店に連れてきてくれるかもしれません。
紹介した人もクーポンが手に入ることで、リピーターにできる可能性も高まります。
関連してロイヤリティプログラムの採用も効果的です。
来店頻度や購入金額に合わせた特典を提供することで、顧客の購入意欲を刺激するわけです。
需要の高まる時期
休暇シーズンやボーナス時期など、需要の高まる時期にクーポンを配布するのもおすすめです。
割引になるお得なクーポンを配布することで、競争力を高められるからです。
また休暇やボーナスなどでお財布のひもが緩んでいるお客さんも少なくないでしょう。
そのような人々にお得なクーポンを与えることで、購買意欲を刺激できます。
在庫の処分を進めたい
シーズンが過ぎてしまったなどで、売れ残りになった在庫を一掃するためにクーポンを配布する方法もあります。
スーパーなどで「おつとめ品」を見かけたことはありませんか?
賞味期限の近づいている食材を割安価格で販売するサービスです。
これと同じで、売れ残りの商品をお得に購入できるクーポンを配布すれば、在庫の処分が進みます。
多少安くなっても、売れないよりはましです。
また在庫の処分を進めることで、ストックを保管するスペースを開けられます。
新しい商品の在庫を確保できるようになります。
クーポンによる集客に成功した事例を紹介
クーポンを配布したことで、実際に売り上げアップに貢献した事例は数多くあります。
その中でも実際にクーポン配布が集客につながった事例について、いくつかピックアップしてみました。
クーポン配布の戦略を検討する際の参考にしてください。
UNIQLO
日本はもちろん、世界的にも有名なファストファッションになった感のあるUNIQLO。
UNIQLOでは5,000円以上買い物すると500円引きのクーポンを発行するサービスを展開しています。
また平日限定のクーポンを発行しているのも大きな特徴です。
週末と比較して、平日の集客はどうしても低下しがちです。
そこで平日限定のクーポンを発行することで、来店を促しています。
Netflix
「新幹線大爆破」や「イカゲーム」などの話題作を次から次へと提供している、映像サブスクサービスのNetflix。
Netflixではさまざまなクーポンを発行することで、集客を促しています。
例えば特定の光回線やプロバイダと組み合わせて申し込んだ場合などのクーポンを発行して、月額料金をお得にするキャンペーンです。
他のサブスクサービスのように、Netflixでは初回一定期間無料のサービスは行っていません。
その代わりにクーポン配布を進めることで、加入を促しているわけです。
デニーズ
セブン・アンド・アイ・フードシステムズの傘下のファミレスのデニーズでは、X経由での割引クーポンを配布し、話題になりました。
「ハンバーグ王決定戦’19春」といって、公式Xをフォローして、特定のツイートをリツイートするとハンバーグが45円になるクーポンが抽選でプレゼントされる企画です。
落選しても、期間中であれば何度でもチャレンジできるのも話題になりました。
結果的に沿うリツイート集が20万、総インプレッション数は1,041万に達しました。
新規フォロワーも18,000人獲得し、認知拡大に大きく貢献したキャンペーンです。
まとめ:クーポンは集客につながるポテンシャルがある
今回紹介したように、クーポンを配布することで消費者の来店や購買意欲を刺激する効果が期待できます。
また初回来店したお客さんにクーポンを配布することで、リピーターを獲得するきっかけにもなります。
在庫が余っているときに割引クーポンを配ることで処分を進めるような戦略も有効です。
ただしやみくもにクーポンを配布しても意味がありません。
消費者行動を意識して、どのタイミングでクーポンを配るべきか慎重に検討しましょう。
またクーポンによる集客効果を高めるためには、より広くの層にアプローチすることも重要なポイント。
知名度の高いクーポンサイトの力を借りることで、広範に浸透させられます。
数あるクーポンサイトの中でもお勧めしたいのが、くまポンです。
くまポンはインターネットサービスの老舗であり大手のGMOグループの傘下なので、知名度は抜群です。
くまポンの特徴や魅力については、こちらでも紹介しているので興味のある人はご一読ください。
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