
自炊をするために調理器具をそろえたいと思っている人はいませんか?
実際自粛生活が求められたコロナ禍を機に、自炊生活を送る人も増えているようです。
自炊生活で鍋一つあれば、さまざまな調理が可能になります。
炒め物や煮物、文字通り鍋料理も作れるので調理のバリエーションも増えます。
今回はフランスを中心に世界中にユーザーのいるメーカーである、ル・クルーゼの鍋について詳しく紹介します。
ル・クルーゼについて簡単に解説
ル・クルーゼとは1925年にフレノワ・ル・グランという北フランスの小さな村で創業されました。
とくに鋳物ホーロー鍋のパイオニアとして、世界的に有名です。
ベルギーの国境に近かったこともあり、鉄や石炭の流通が盛んで、鋳物製品が作られていたことも鋳物ホーロー鍋のパイオニアになったことと無縁ではありません。
ちなみにル・クルーゼの「クルーゼ」とは、耐熱性の容器である「るつぼ」のフランス語からとられました。
フランス伝統の製法をベースにしつつ、確信的なアイデアを取り入れることで独自の世界観を確立しました。
1991年にはル・クルーゼ・ジャポンという日本法人も設立され、私たち日本人にとっても身近なメーカーになった感があります。
ル・クルーゼの鍋はなぜ人気?
先ほども紹介したように、ル・クルーゼの鍋は鋳物ホーロー鍋が有名です。
型に金属を流し込む鋳物に、ガラス質のエナメルを加工する製造方法です。
鋳物とホーロー加工の両方のいいところ取りをしているのが人気になっています。
具体的にどのような特色があるのか、主なポイントについて以下にまとめました。
熱伝導性に優れる
ル・クルーゼの鍋が人気の理由、それは熱伝導性の高さです。
食材に均一に熱が入るので、煮崩れが起こりにくくできます。
煮物や揚げ物は火加減が難しいといわれるものの、ル・クルーゼの鍋であれば均一に熱が回るので料理経験があまりない人でもうまく仕上げられます。
ゆっくりかつムラなく熱を通すので、素材の甘みなど本来持つうまさを最大限に引き出せます。
蓄熱性が高い
ル・クルーゼの鍋は蓄熱性に優れているのも、特徴の一つです。
熱が逃げないので、料理ができあがった後も当面温かい状態を維持できます。
日本では土鍋が昔から使われていて、熱々の鍋料理を楽しめるでしょう。
土鍋と比較してもそん色ない蓄熱性を有しているので、いつまでも熱々の料理を堪能できます。
ル・クルーゼの鍋は鋳物です。
鋳物のふたは重みがあり、密閉性を高めるのに寄与しています。
鍋の中の蒸気やうまみなどが放出しにくいので、素材の持つ味わいをいつまでも閉じ込めてくれるわけです。
こだわりのふた
ふたの話が出たついでに、ル・クルーゼの鍋はふたの形状にこだわりがある点も紹介しておきましょう。
ドームタイプのふたは「ドームエフェクト」と呼ばれ、ル・クルーゼの長年の研究で完成したオリジナルのデザインです。
ドームエフェクトのふたで閉じれば、熱と蒸気が鍋の中で効率的に循環します。
熱と蒸気が食材を優しく包み込むような形になるので、食材が柔らかい状態を保てます。
食材は柔らかいまま、しかし水っぽくなる心配はありません。
シンプルな形状をしているので持ちやすく、毎日調理をしても扱いやすいと評判です。
吹きこぼれを防止するフォルム
鍋料理をしているときに、吹きこぼれを起こした経験はありませんか?
吹きこぼれを起こすと火を止めて、いったん調理を中断しなければなりません。
コンロに噴出した汁などをきれいにしなければならず、掃除も面倒。
ル・クルーゼのふたは3か所ふくらみを設けることで、吹きこぼれ防止しているのも見逃せないポイントです。
蒸気が特定の場所に偏ることなく、均一に逃がせるので吹きこぼれリスクを低減できます。
吹きこぼれ防止できますし、均一に蒸気が抜けることで食材の雑味もうまく逃がせられます。
よって食材の本来持つうまみを最大限に引き出せるわけです。
エナメル加工
ル・クルーゼの鍋の特徴としてもう一点見逃せないのが、エナメル加工へのこだわりです。
鋳物の表面にエナメルが付着しやすくなるように研磨加工を施しています。
エナメル加工するメリットは、食材の酸やアルカリに対する反応を最小限に抑えられる点です。
結果錆が発生しにくくなり、長期にわたって使用できます。
エナメル加工することで、食材の色や臭い移りを防止できるのもメリットの一つです。
お手入れも楽になるので、食器洗いの手間も省けます。
ル・クルーゼの鍋はどれがおすすめ?
ル・クルーゼの鍋の特徴として、バラエティに富んでいる点も見逃せないところです。
どのような方でも、自分の用途にマッチする鍋がきっと見つかるはずです。
しかしバリエーションが豊富だと、一目で自分にマッチする鍋がわからないという人もいるでしょう。
そこで鍋選びのポイントについてまとめましたので、参考にしてください。
100年の「美味しい」を、ル・クルーゼと。主な種類と特徴
ル・クルーゼの鍋にはいくつか人気シリーズがあり、それぞれ異なる特徴があります。
ル・クルーゼの鍋の主要なシリーズと特徴についてまとめると、以下の通りです。
- ココット・ロンド:豊富なサイズ展開でさまざまな用途に対応
- ココット・オーバル:楕円形の鍋で長めの食材の調理に対応
- ココット・エブリィ:コンパクトで深みのある鍋、高い熱対流効果で炊飯におすすめ
- ココット・ジャポネーズ:18cmでコンパクト、日本の食卓で使いやすい
サイズで選ぶ
ル・クルーゼの鍋は種類別で、サイズのバリエーションにも違いが見られます。
小さなものから大きなものまで幅広くラインナップしているものもあれば、特定のサイズのみのシリーズもあります。
ココット・ロンド | ココット・オーバル | ココット・エブリィ | ココット・ジャポネーズ | |
1~2人分 | 〇(16cm/1.3L) | × | × | × |
2~3人分 | 〇(18cm/1.8L) | × | × | × |
3~4人分 | 〇(20cm/2.4L) | × | 〇(18cm/2L) | × |
3~5人分 | 〇(22cm/3.3L) | 〇(25cm/3.2L) | 〇(20cm/2.8L) | 〇 |
※カッコ内はサイズ/容量
内側の加工で比較する
ル・クルーゼの鍋は内側の加工方法で2種類に分類できます。
サンドホーローと言って白くつるつるした加工とマットホーローと言って黒くざらざらした表面が特徴です。
サンドホーローはつるつるした表面なので、調理の状態が確認しやすいのが魅力と言えます。
煮物や鍋料理など、スープや出汁の状態をこまめに確認したい人向けです。
また表面にこびりつきにくいので、手早く後片付けしたい人にもおすすめです。
マットホーローは表面に凹凸があるので、使えば使うほど油がしみ込みやすくなります。
熱効率にも優れているので焼き料理など、食材をパリっと仕上げたい場合に適しています。
魚料理や鶏肉を使った料理など、皮目をパリパリにしたい人にはおすすめです。
まとめ:ル・クルーゼの鍋はバリエーション豊富・自分に合った鍋を選ぼう!
ル・クルーゼの鍋と言えばおしゃれというイメージを持つ人もいるでしょう。
しかし今回紹介したように、機能性に優れているので使い勝手がよく、さまざまなタイプの調理に活用できます。
ル・クルーゼの鍋はここで見たように、さまざまなタイプのものがあります。
人数や主に調理するメニューなどをベースにして、自分たちにマッチする鍋を探してみてください。
ル・クルーゼの鍋はオンラインショップでも購入可能。
興味のある人は以下で詳しい情報をチェックしてみてください。