街中を歩いていると、ケーブルのないイヤホンで音楽などを聴いている人を見かけることも珍しくなくなりました。
ワイヤレスイヤホンはケーブルに邪魔されることもないので、普段使いしている人も多いでしょう。
しかしワイヤレスイヤホンを使っているけれども、すぐに壊れて何度も買い替えていませんか？
ワイヤレスイヤホンは壊れやすいと感じている人もいるでしょう。
ここではワイヤレスイヤホンの寿命と長持ちさせる方法について紹介するので、ワイヤレスイヤホンをこれから使おうと思っている人は参考にしてください。
ワイヤレスイヤホンの寿命はどのくらい？
まずはワイヤレスイヤホンの一般的な寿命について見ていきましょう。
使用状況や環境によっても多少左右がありますし、同じ製品でも当たりはずれはあります。
ここでは一般的・標準的な寿命について見ていきます。
2～3年が相場
ワイヤレスイヤホンの寿命は、2～3年が相場だと思ってください。
しかしワイヤレスイヤホンの寿命は、あくまでも使い方や環境によっても変わってきます。
中には1年半や1年未満でも、使いにくくなったり故障でまったく使用できなくなったりする場合もあります。
なぜ寿命が来る？
なぜワイヤレスイヤホンが2～3年で寿命が来るのか、大きく関係するのはバッテリーです。
スマホやポータブルWi-Fi同様、リチウムイオン電池が使用されています。
リチウムイオン電池は充電を繰り返すことで、徐々に劣化します。
一般的に500～1,000回繰り返し充電すると、80％程度までしか充電できません。
もし毎日充電を繰り返せば、早ければ1年半、長くても3年程度でバッテリーが充電できなくなり、すぐに電池切れになるわけです。
寿命の前兆サイン
ワイヤレスイヤホンは、寿命が近づくとさまざまな不具合が発生します。
もし以下のような症状に心当たりがあれば、寿命が近づきつつあるので新しいものに買い替えするのがおすすめです。
- フル充電してもすぐに電池切れを起こす
- 音が聞こえにくくなる
- 充電しにくくなる
ワイヤレスイヤホンはフル充電すれば、4～5時間程度は連続使用できるでしょう。
ところがフル充電しても2時間未満で電池切れを起こすようであれば、寿命が近づいているサインです。
バッテリーが劣化しているので、短時間で電池切れを起こすためです。
ワイヤレスイヤホンの音の状態が不安定、途切れたりノイズで聞こえにくくなったりするのも寿命のサインだと思ってください。
Bluetoothモジュールはじめ、イヤホン内部で劣化を起こしているからです。
ワイヤレスイヤホン本体だけでなく、充電ケースも劣化を起こします。
イヤホンをケースにセットしても充電しない場合には、ケースの接触不良が疑われます。
ワイヤレスイヤホンを壊しやすい人の特徴
ワイヤレスイヤホンは2～3年が寿命の相場だとすでに紹介しました。
しかし中には1年未満、さらには数か月で壊してしまう人も見られます。
このような人を見てみると、ワイヤレスイヤホンの使い方に問題のあるケースが少なからず見られます。
ワイヤレスイヤホンをすぐ壊す人の共通点を見ると、以下の通りです。
- 正しい使い方をしていない
- イヤホンをつけっぱなしにする
- うっかり落としてしまう
- 安いイヤホンを購入する
以上のポイントがなぜ早くワイヤレスイヤホンを壊してしまうのか、その理由について見ていきましょう。
正しい使い方をしていない
適切な使い方をしていない人は、相場よりも早くワイヤレスイヤホンを壊す傾向が見られます。
ワイヤレスイヤホンは精密機器なので、丁寧に扱わないとすぐに壊してしまうので注意してください。
例えばジョギングなどトレーニングする際にワイヤレスイヤホンを使っている人は多いでしょう。
ケーブルがないのでダイナミックに体を動かしても、イヤホンが引っかかったり外れたりする心配はないからです。
もし運動するときにワイヤレスイヤホンを使用するのであれば、防水仕様になっているか確認しましょう。
防水機能でも機種によって、そのレベルは異なるのでこちらもチェックすることです。
防水機能でないワイヤレスイヤホンを使用してトレーニングすると、汗で水没してすぐに使えなくなります。
イヤホンをつけっぱなしにする
ワイヤレスイヤホンを使用して外す際には、忘れずに電源を切りましょう。
しかし中には、ワイヤレスイヤホンを外しているのにうっかり電源をつけっぱなしにしてしまう人もいます。
ワイヤレスイヤホンは使い続ければ続けるほど、どうしても劣化が進みます。
つけっぱなしにすれば使用し続けている状況になり、すぐに壊れてしまうわけです。
スマホで音楽を聴きながら帰宅して、音楽を消し忘れてイヤホンに音楽が流れ続ける事例は結構見られます。
使い終わったら電源をオフにする、もしくはケースに入れて充電するように心がけましょう。
うっかり落としてしまう
ワイヤレスイヤホンをうっかり落としてしまうことが何度もあると、壊れやすくなるので注意が必要です。
ワイヤレスイヤホンは精密機器なので、落とせばその衝撃で壊れたり、そこまでいかなくても劣化が進んだりする危険性があります。
特に強風が吹いたとき、ワイヤレスイヤホンの形状によっては吹き飛ばされる危険性があるので注意してください。
またイヤホンを落とした時に誤って踏んづけたり、蹴飛ばしたりしないように気をつけましょう。
安いイヤホンを購入する
ワイヤレスイヤホンの価格を見ると、ピンキリです。
数万円するモデルもあれば、1,000円台で購入できるリーズナブルな製品も見られます。
基本的に安いモデルの方が品質もそれなりで、すぐに壊れる傾向が見られます。
安いモデルの場合大量生産する必要があるので、検品漏れが起こりやすいからです。
メーカー名もチェックしましょう。
格安ワイヤレスイヤホンを製造しているところは、聞いたことのないメーカーである場合が多いからです。
無名のメーカーはとにかく格安イヤホンを製造して、大量生産で販売数を伸ばす傾向が見られます。
コスパ重視になるために、品質もそれなりという事も多くなるわけです。
ワイヤレスイヤホンを長持ちさせるコツを紹介
ワイヤレスイヤホンには寿命があることはわかったけれども、できるだけ長く使用したいというのが多くの人の本音でしょう。
ワイヤレスイヤホンは、決して安い商品ではないからです。
ワイヤレスイヤホンはちょっと使い方を工夫することで、長持ちさせられる可能性は高まります。
もしお手持ちのワイヤレスイヤホンを少しでも長持ちさせたければ、以下のポイントに留意してください。
適切に充電する
まずは適切な充電を心がけることです。
ワイヤレスイヤホンを充電する際に電池切れが心配で、ずっと充電しっぱなしにしていませんか？
しかし充電を過度に行うと、かえってバッテリーの劣化を進めてしまいます。
100％の充電状態を続けたり、逆に0％になるまで使い切ったりするのはバッテリーに大きな負荷がかかります。
ワイヤレスイヤホンのバッテリーは30～80％の状態で維持するのが好ましいです。
もし長期間使用しないのであれば、50～70％の充電状態で保管するのがおすすめです。
また充電しながらワイヤレスイヤホンを使用するのもバッテリーに負担がかかるので、やらないでください。
保管方法に注意する
ワイヤレスイヤホンを使用しない際には、風通しの良い直射日光の当たらない場所で保管するように心がけてください。
ワイヤレスイヤホンは高温多湿な環境が苦手で、劣化を進めてしまう恐れがあるからです。
湿気対策としておすすめなのは、ワイヤレスイヤホンのケースの中に乾燥剤を入れておく方法もおすすめです。
乾燥剤は100円ショップなどでも取り扱っているので、購入しやすいでしょう。
こまめに掃除する
ワイヤレスイヤホンのケースはこまめに掃除しておきましょう。
ケースに汚れが溜まってしまうと接触が悪くなって、充電がうまくできなくなる可能性があるからです。
ワイヤレスイヤホンを装着した際に、乾いた布などで汚れを拭き取っておくのもおすすめです。
装着時に汗や皮脂が付着して、そのままにしていると劣化を進めてしまいかねません。
ウェットティッシュでも構いませんが、中にはアルコールNGのイヤホンもあるので前もって確認しておきましょう。
まとめ：ワイヤレスイヤホンは精密機器であることを忘れずに
ワイヤレスイヤホンの寿命は一般的に2～3年といわれています。
しかし個体差もあり、中には1年未満で故障してしまうケースも決して少なくありません。
ワイヤレスイヤホンは精密機器の一種で、いい加減な取り扱いをしているとすぐに壊れてしまう可能性もあります。
高温多湿の場所を避け、定期的にメンテナンスすることで長持ちさせましょう。
品質の高いワイヤレスイヤホンを製造しているメーカーのものを購入するのも、長持ちさせるコツの一つです。
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Ankerについて詳しく知りたければ、以下の記事も参考にしてください。
フル充電すると最大24時間連続再生できるので、仕事などで1日中外出する際でも安心して音楽を聴けます。
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