デジタルが普及した現代でも、日本のビジネスの世界では名刺が欠かすことのできないツールです。
すでに実務経験のある方なら、自前の名刺を持っているでしょう。
ところでもし転職活動する場合、名刺を面接試験の際に提示する必要はあるのでしょうか?
今回は転職活動時に名刺を持参すべきか、紹介します。
企業によっては、面接官が自らの名刺を提示する場合もあるかもしれません。
この場合名刺は受け取るべきか、名刺を受け取る際のマナーについてもあわせて解説するので参考にしてください。
転職活動する際に名刺を提示することはある?

転職活動をする際に、名刺は持参すべきか、面接に臨んだ際に名刺を差し出すべきかで迷う方もいるでしょう。
結論からいえば、名刺を提示する必要はありません。
なかには前職を辞めて、転職活動している方もいるでしょう。
そのような方で、転職活動用の名刺を作らなければならないと思っている人もいるかもしれません。
転職活動専用の名刺を作成する必要はないので、覚えておきましょう。
組織としての立場を提示するためのもの
冒頭で紹介したように、転職活動時に名刺交換する必要はありません。
名刺の目的を考えれば、不要なことはわかるでしょう。
名刺とは、会社に所属しどの部署のどの役職なのかを証明するためのものです。
転職活動は、会社という組織を離れた個人の活動のため、名刺を提示する必要はないわけです。
別項で紹介しますが、もしかすると面接官が自らの名刺を差し出す場合もあるかもしれません。
その場合には現職の名刺をこちらも提示して、名刺交換しても問題ありません。
名刺を提示するように求められたら?
企業によっては、面接試験時に名刺を出すように求めてくるところもあるかもしれません。
その場合「本日現職の名刺を持参しておりません。申し訳ございません」と断っても問題ありません。
名刺の提示を断る以外の部分を丁寧に対応すれば、面接の評価で決定的なマイナスにはならないと思ってください。
先に紹介したように名刺を持っていれば、自分の名刺と交換しても差し支えありません。
名刺は持参しておいた方がよい?
ここまで、面接時に名刺を持参する必要はないと紹介しました。
ただもし名刺を持っていれば、面接を受ける際には念のため名刺を持参しておくとよいでしょう。
先に紹介したように企業によっては、面接官が名刺を要求してくることがあるためです。
ただしすでに前職を辞めているのであれば、前職の名刺を渡すとかえってマイナスに評価されません。
別項で紹介しますが、すでに離職した会社の名刺を持っていることがマナー違反に該当するためです。
現在勤務しながら転職活動をしている場合には、その名刺を持参しておくとよいでしょう。
先方から名刺を提示された場合の対処法
ここまで見てきたように、転職活動時の面接の場で名刺を提示する必要はありません。
しかし企業によっては、面接官の方が名刺を提示する場合もあるかもしれません。
その場合には遠慮せずに名刺を受け取りましょう。
ここではなぜ面接官の方から名刺を差し出されるのか、提示された場合の対処法について解説するので、実際に転職活動する際の参考にしてください。
面接官が自らの名刺を提示する目的
転職活動時に面接官から名刺を渡されることは、決して珍しくありません。
なぜ名刺を渡すのか、いくつか目的があります。
まずは自分が会社の代表であるという証明として、名刺を提示しています。
また名刺の受け取り方にはいくつかマナーがあります。
このような社会人として欠かせないマナーをきちんと理解しているか、求職者の受け取り方を見る目的もあります。
企業によっては、会社以外の会場で面接試験を実施する場合もあります。
この場合、身分証明という目的で名刺を提示する意味もあります。
名刺を提示されたらどう対処する?
もし面接官から名刺を差し出されたら、遠慮する必要はありません。
商談の際の名刺交換と同じように、「頂戴いたします」といって受け取ればよいです。
転職活動する際には、相手が名刺を渡してくる可能性は十分あります。
そこで名刺の正しいマナーを今一度確認しておくとよいでしょう。
名刺を受け取る5つの基本マナー
転職活動の際に名刺を受け取る可能性は大いにあります。
この時面接官は、名刺の受け取り方のマナーを理解しているかどうか見ている可能性があります。
名刺の受け取り時における以下の基本的なマナーはしっかり頭のなかに入れておきましょう。
- 机を挟まない
- 受け取るときは両手で
- 名刺は軽く見る
- テーブルの左側に置く
- 役職を確認する
名刺を受け取る際には双方立った状態が基本です。
もし机を挟んで対峙しているのであれば、面接官側に移動してから名刺を受け取ってください。
名刺を受け取ったら、すぐにしまうのはマイナスの印象を与えかねません。
面接を受け取ったらいったん名刺を軽く見て、テーブルの左側に置きましょう。
面接会場によってはテーブルがない場合もあるでしょう。
その場合には名刺を軽く見てから、名刺入れなどにしまっても問題ありません。
1対複数の面接の場合、役職の高い順に名刺を名刺入れの上にのせます。
しかしパッと見て誰が役職が高いのかわからない場合もあるでしょう。
その場合には座席順に名刺を並べるとよいでしょう。
失礼ではないですし、面接官と名前の一致もしやすくなるためです。
名刺はいつしまう?
面接の際に名刺を受け取った場合、名刺入れなどにしまうのは面接が終わったときです。
具体的には面接官が書類などを片付け始めたところでしまうのがベストです。
ただテーブルがなかったり、ほかの書類で名刺を置くスペースがなかったりする場合もあるでしょう。
その場合には名刺をその段階でしまっても問題ありません。
しかししまうときに「失礼します」と一言断りを入れた方が、丁寧な印象を与えるためおすすめです。
退職時の名刺の取り扱い
実際に転職する場合、現在の職場を辞めなければなりません。
離職時にはさまざまな手続きを済ませなければなりませんが、現職で使っている名刺の取り扱いはどうなるのでしょうか?
取引先の名刺とともに、どのように対処すべきか解説しますので、実際に手続きする際の参考にしてください。
自分の名刺は会社に返却する
現職で使っている自身の名刺は、会社に返却します。
名刺は会社から支給されているため、会社の所有物と考えられるためです。
もし大量に未使用の名刺が残っているのであれば、会社に返却しましょう。
人事部や総務部に返却するのが一般的です。
また取引先に名刺を渡していた場合には担当者に連絡を入れ、シュレッダーなどで廃棄を依頼する場合もあります。
取引先の名刺も返却する
取引先からもらった名刺も、基本会社に返却します。
会社の企業活動の一環として入手したもので、会社の財産と解釈されるためです。
なかには「今後もしかすると使えるかもしれない」と、個人的に保管しようと考えている方もいるでしょう。
しかし名刺のなかには個人情報はじめ、重要な情報が含まれています。
個人保管で紛失すると個人情報流出など大きな問題に発展する可能性もあるため、すべて会社に返却してください。
まとめ:面接時に名刺を渡す必要はなし・手渡されたら受け取り方に注意
面接時に自分の名刺を渡す必要はありません。
ただし先方から名刺を渡されたら、名刺交換すること自体は問題ありません。
ただ先方が名刺を渡す場合、受け取り方を見ている可能性があります。
名刺の基本的なマナーを思い出し、丁寧に取り扱うように注意しましょう。
また名刺は会社の財産とみなされるのが一般的です。
会社を辞める際には自身のものだけでなく、取引先の名刺も原則会社に返却するように心がけましょう。
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